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チーズの歴史

世界中で多くの人から愛されているチーズ。
現在ではとても身近な食べ物となっていますが、チーズの歴史はとても古く、現在食べられている食品の中でも最古のもののひとつと考えられています。
ここでは、チーズの歴史について解説しています。
チーズの事を知ると、もっとチーズが好きになるはずです!



 

●チーズのはじまり

 

・ルーツはアジア

チーズが一体どのようにして発見されたのかは、はっきりした事は解明されていません。
しかしチーズの歴史は古く、その発祥は数千年以上前からと考えられています。

チーズ発祥と言えば、チーズが豊富な事で知られるフランスやイタリアなどヨーロッパを想像しがちですが、実はチーズが最初に生まれたのは、アラブ、モンゴル、インドなどのアジア周辺と言われています。

チーズ誕生の有力な説としては、昔アラブの商人が砂漠を旅した際に、羊の胃袋を乾燥させて作った水筒に入れていた山羊の乳が、澄んだ液体(乳清/ホエー)と柔らかい白いかたまり(カード)に偶然変わっていたのを見つけたのが最初のチーズの発見であると伝わっています。

 

 

・アジアからヨーロッパへ

アジア周辺で誕生し定着していったチーズの食文化は、その後トルコなどを介してギリシャに伝わっていったと思われます。古代ギリシャでチーズは、「神への供物」として神殿に供えられていたとされる事から、チーズは当時大変な貴重品だったようです。

その後チーズは、紀元前100年頃ギリシャ文明の強い影響を持った「エトルリア人」により北イタリア地方に伝えられ、ここで初めて牛乳を使ったチーズが作られる事となります。その後、ローマ軍征服によりフランスへとチーズが広がっていったのです。