モン・ドール
ここではウォッシュチーズのひとつ「モン・ドール」について解説しています。
モン・ドール |
モン・ドールは、フランスとスイスの国境山脈に伝わる伝統的なウォッシュチーズ。原産地でありこの地域にそびえる標高1463mの山「金の山=Mont d'Or」が名前の由来です。 フランスでは1981年、スイスでは2003年にAOC認定されており、フランスでは無殺菌の牛乳、スイスでは殺菌乳を原料に使うのがそれぞれの特徴です。 モン・ドールはその表面にマツ科の植物「エピセア」の樹皮が巻かれており、その香りもモン・ドールの特徴の一つ。定期的に塩水で表面を拭きながら熟成させるため、表皮はクリーム色やオレンジ色をしています。また、拭く頻度や箱詰めなどの工程によっては、モン・ドールの表面に白カビが見られる場合も。 暑さに弱く傷みやすいデリケートなチーズのため、気温の高い夏場は製造する事ができません。そのため販売されるのは秋から冬にかけてのみとされている季節限定のチーズです。 【モン・ドールの特徴】 ・まろやかなミルクの風味。 ・「エピセア」の樹皮の香り。 ・非常に柔らい。 |
<モン・ドールの美味しい食べ方> ・スプーンなどですくってそのまま。 ・パンやクラッカーにのせて。 ・オーブンで焼いて。 |